ライセンスプレート、日本ではナンバープレート、自動車のナンバーですね。米国ではシガーボックス・ギターのバリエーションとでも言うんでしょうかこのライセンスプレートをリゾネイターとして使う「ライセンスプレート・ギター」というジャンル?があります。
ライセンスプレートに合わせた木枠を組んでボディーとしネックをつけたもので、ボディー以外はシガーボックス・ギターと同じです。ライセンスプレートは薄いアルミの板ですからリゾネイターとして機能させます。
米国ではこれにマグネット式のピックアップをつけて3 弦、4 弦のエレキギターとし、多くはボトルネックなどを使ったスライド奏法で弾くのが主流です。ブルース系の音楽がお好きな方には結構馴染みがあるのでは無いでしょうか?国内でも作ったり演奏したりする方がいらっしゃると聞いております。
さて、ウクレレなんですが米国でも「シガーボックス・ウクレレ」は存在します。しかし、そもそもウクレレ自体が小型のギターとして見られがちなので、どちらかと言えばシガーボックス・ギターを作りたい方の入門編として、あるいは子供への手作りのプレゼントなどとして扱われることが多いような気がします。
主流では無いとはいえ昔からシガーボックス・ウクレレは存在します。古くは 1910 年頃の資料もあります。KAMAKA の有名なモデルもあります。そしてそのバリエーションとして以前ご紹介した Ukulele Ray 氏のランチボックス・ウクレレというのもあります。さらに当然ですが「ライセンスプレート・ウクレレ」というものも製作されているようです。
ということで、当工房 TAILGATE でもライセンスプレート・ウクレレというのも作ってみようかと考えております。まあ、基本はスチール弦ではなくナイロン弦ですね。ピックアップは装着しますがマグネットではなくピエゾ式ですかね。こんな条件でどれぐらい使えるものになるのか考えてみます。
ライセンスプレート・ギターの場合はスルーネック構造がほとんどです。ウクレレの場合はスルーネックでなくてもいけるのですが、弦の張り方を通常のブリッジ方式にするのか、テイルピースを設けて張るかなど検討しなくてはならないですね。場合によってはスルーネック式の方がいいかもしれません・・・。
一番の問題はライセンスプレート自体をどうするかですかね。米国のプレートは手に入りますが、やはりウクレレですからハワイ州のやつがいいですよね・・・
ミシシッピー州でもなければコロラド州でも無いですよね。カリフォルニア州なら許せますかね?
ま、その辺も検討しないといけませんね。
こちらは1980 年頃ホノルルのフリーマーケットで手に入れたプレート。70 年代のプレートでカメハメハやダイアモンドヘッドに手塗りで色をつけてお土産として売っていました。フレームは当時のマツダ・ディーラーからもらいました。
こちらは最近、といっても10 年以上前のプレート
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