結構つくりのよい Zino No.7 の箱で作ったソプラノモデルなんですが、箱から想像した音と実際の鳴りが少し違うんですね。
そもそもこの箱は小さいのでソプラノスケールで制作するとブリッジが箱の後ろギリギリの位置になる大きさなんです。これはブリッジからの振動を表板にうまく伝え切れていないのではないかとと色々考えてみたのですが、ソプラノウクレレは 12 フレットでネックとボディをつなぐという半ば常識に囚われていることに気がつきました。
そこで試してみたのが同じソプラノスケールなんですがブリッジの位置を少し前に出してその分ネックを長くとるというロングネック化です。ブリッジをできるだけ表板の中心に近づけることで表板を上手く鳴らすころができるのではないかという試みです。
写真の左が Zino No7 の箱で作った通常のソプラノで、右が同じ Zino No7 の箱で試作中のロングネックです。ネックの長さはほぼコンサートのサイズですが、スケールはソプラノです。制作途中ですが仮に弦を張って音を出してみました。
狙いは当たっていたようです。この箱らしい豊かな響きになりそうです。
Comments