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  • 執筆者の写真TackM

KAMAKAのフレット音痴 その2

更新日:6 日前

当ブログのアクセスデータを見ますと検索サイト経由で「KAMAKAのフレット音痴」へたどりつく方が多いようです。ウクレレのフレット音痴に頭を悩ましておられる方が多いのだと思います。そこで一般的なフレット音痴について今回もう少し書いてみます。


フレット音痴とその調整法については勘違いとか誤解も多いのですが、その原因は用語とその意味が正確に理解されていないからではないかと思います。


「フレット音痴」のほとんどはブリッジに近い高い位置のフレットを押さえると正しい音程にならないという症状だと思います。


まずこの「フレット音痴」と言う言葉ですが、押さえたフレットから正しい音程が得られないためにこう呼ばれると思うのですが、フレットの間隔が微妙に間違っているので音程が狂うのだと思ってしまいがちです。(このケースも無いわけではないですが)


「フレット音痴」の主たる原因は「弦を押さえると弦が伸びる」ということなんですね。要はフレットを押さえると微妙にチョーキングしているような状態になるため音程が少しシャープ(上がる)してしまうということなんです。これはフレット楽器の宿命です。


一方で「フレット音痴」の調整ですが、「フレット音痴」だからといってフレットを削ったりするような作業をするわけではありません。もう少し説明しますが、その前にまた言葉の話を少し。


「スケール」という言葉があります。一般的に「弦長」と呼ばれるためにナットからサドルまでの実際の弦の長さだと思われる方が多いと思いますが、ちょっと違うんですね。「スケール」は設計上の理論値とでも言うんでしょうか、実際の楽器ではフレットボード上のフレットの間隔はまず「スケール」を決めてそれを基準に計算されています。


ちなみに12フレットの位置が「スケール」の1/2の位置になり、理論上1オクターブ高い音が出るようになっています。


では「フレット音痴」の調整をどう考えるのかというと、フレットボードの基準になった理論上の弦長「スケール」に対して実際の弦長を少し長めに設定して「弦を押さえると弦が伸びる」ことに対処します。


基本的にはブリッジ位置、サドル位置を理論上の位置より少し後ろに設定しますが、弦の太さや材質によって伸びる度合いが違いますので一律に調整するのは難しいです。ですからエレキギターのブリッジを見るとサドルが各弦で独立して調整できるようになっていると思います。


弦が太いほど伸びによる変化が大きいのでアコースティックギターのサドルは6弦側がより後ろになるよう斜めに作られているのがわかります。


しかしウクレレの場合1~3弦は順に太くなっていますが4弦がほぼ1弦と同じ細さなので単純に斜めに設定するわけにもいきませんのでサドルはまっすぐ設定されています。

必要な場合はサドルを細かく削って調整しています。また、いわゆるLow-G調弦の場合はギターと同じ考え方をする必要があります。


ご自分でフレット音痴の確認をするには、実際の弦長の1/2あたりの位置を通常のように押さえるのではなく軽く触れるくらいで弦を弾いてみてください。ぴったり1/2の位置だけでポーンと綺麗な音が出ます。これが開放弦の1オクターブ上の音程です。これと12フレットで押さえた時の音程が同じであれば調整できているということです。「オクターブ調整」などとも呼ばれます。


今回はKAMAKAに限った話ではありませんでした。

KAMAKAについてはまた書きましょう。




Kamakaフレット音痴2

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